スーパーでつい買ってしまうお惣菜の天ぷら。手頃なお値段で種類も豊富、忙しい日にはとっても助かりますよね。でも、時間がたってしまうと衣がベチャッとしてしまったり、風味が落ちてしまったりして、ちょっと残念な気持ちになることも…。でも心配はいりません♪ 少しの工夫で、まるで揚げたてのようなサクサク感と美味しさを取り戻すことができるんです!この記事では、保存方法から再加熱のコツ、さらにはアレンジレシピまで、初心者の方でもすぐに実践できるやさしい方法をたっぷりご紹介します。普段の食卓がちょっぴり豊かになる、そんなヒントが満載ですよ。
スーパーの天ぷらはどう保存する?

◆ 冷蔵保存する場合のコツと注意点
天ぷらを冷蔵庫で保存する際は、まず粗熱をしっかり取ってから、ラップでふんわりと包むのが基本です。乾燥を防ぐためにも密閉したくなりますが、密閉しすぎると逆に衣が水分を吸収してベチャッとしてしまう原因に。できるだけ空気に触れないようにしつつ、蒸気がこもらないように包むのがポイントです。また、保存はなるべくその日のうち、遅くとも翌日までに食べきるのが安心ですよ。
◆ 冷凍できる?おすすめの保存方法と保存期間
実は天ぷらは冷凍保存もできるんです。まず、揚げた天ぷらの粗熱をしっかりと取り、1つずつラップに包みます。そのあとフリーザーバッグに入れて、空気をしっかり抜いて冷凍庫へ。保存期間は約2週間を目安にしましょう。再加熱時は自然解凍せずに、トースターやフライパンでそのまま加熱すると、衣がサクッと仕上がりますよ。
◆ 美味しさをキープする保存のポイント
保存前には、キッチンペーパーなどで表面の余分な油をやさしく拭き取っておくと、時間がたってもベチャつきにくくなります。また、天ぷらの香りが他の食品に移ったり、逆に他の食材のにおいが移ってしまうのを防ぐためにも、密封袋でしっかり包むのがポイント。ちょっとしたひと手間で、翌日も美味しく食べられる状態を保てますよ。
冷めた天ぷらを美味しく復活させるテクニック

◆ なぜ冷めた天ぷらは美味しくなくなるの?
時間が経つと、天ぷらの衣は空気中の湿気や、具材から出る水分、さらには油を吸い込んでしまうため、本来のサクサク感がどんどん失われてしまいます。揚げたてのときは外はカリッと中はふんわりしていたのに、冷めるとべちゃっとして風味もぼやけてしまい、全体的に味の印象が弱くなりがちです。さらに、冷えることで香りも飛びやすくなり、食欲をそそるあの「天ぷららしさ」がなくなってしまうのも残念なポイントです。だからこそ、再加熱のひと手間を加えることで、食感も風味も見事に復活し、まるでできたてのような美味しさを取り戻すことができるんです!
◆ 魚焼きグリルで外はカリッと中ふんわり
魚焼きグリルは、天ぷらの再加熱に意外と便利なアイテムなんです。アルミホイルを敷いたうえで、天ぷらを並べて中火でじっくりと数分焼くだけで、外側は驚くほどカリッと、内側はふんわりとした仕上がりに。余分な油がグリルの下に落ちてくれるので、ヘルシーさもアップします。ただし、焦げやすいので途中で何度か様子を見ながら、焼きすぎないように注意しましょう。ひっくり返す必要はありませんが、気になる場合はトングなどで優しく裏返してもOKです。
◆ フライパンで簡単リメイク&香ばしさアップ
フライパンを使った再加熱は、とっても手軽で失敗が少ないおすすめの方法です。少量の油をフライパンにひき、あたためた天ぷらを中火で両面こんがり焼くだけ。これだけで、まるで揚げたてのような風味がよみがえります。表面はカリッと香ばしく、中はふっくらジューシーに仕上がるので、ごはんとの相性も抜群。特に香ばしさが際立つので、お弁当のおかずにしても冷めても美味しくいただけます。焦げ付きが心配なときは、フライパンにクッキングシートを敷いて焼いてもOKですよ。
◆ トースター×電子レンジの合わせ技で時短&美味しさUP
忙しいときに便利なのが、電子レンジとトースターを組み合わせた時短テクニックです。まず、天ぷらを電子レンジで10秒から15秒ほど軽く温めて中まで火を通します。完全に加熱しすぎないのがポイント。次に、温めた天ぷらをトースターに移し、表面がカリッとするまで数分加熱します。このとき、天ぷらの上に軽くアルミホイルをかけておけば、焦げを防ぎつつ均一に熱が入ります。中はしっとり、外はパリッとした仕上がりになり、揚げたてのような食感が楽しめますよ。
◆ 冷凍天ぷらの温め直しにも応用できる?
冷凍しておいた天ぷらも、ちょっとした工夫で美味しく食べられます。電子レンジだけで温めると衣がべちゃっとなりやすいため、できればフライパンやトースターなどで直接加熱するのがベターです。特におすすめなのは、加熱前に霧吹きで衣に少しだけ水分を与える方法。こうすることで、加熱中に蒸気がうまくこもって衣がふっくら立ち上がり、サクサク感がよみがえりやすくなります。冷凍状態のまま焼けるので、解凍の手間もなく時短にもなりますよ。トースターを使う際は、焦げないように様子を見ながら加熱すると失敗しにくいです。
揚げたて食感を復活させるコツ
◆ 衣がベチャッとなる原因は“湿気”だった!
天ぷらの衣がしんなりしてしまう一番の原因は、保存中や加熱時に発生する“湿気”なんです。特に保存時にしっかり冷まさずにラップをしてしまうと、蒸気がこもって水分が衣に吸収されてしまい、せっかくのサクサク感が台無しに。また、電子レンジだけで温めると、さらに水分がこもりやすくなってしまいます。だからこそ、再加熱時には蒸気を逃がす工夫をしたり、余分な水分を避ける工夫を取り入れることが、衣の食感を復活させるためにとても大切なんですよ。
◆ 霧吹きと再加熱で衣を復活させる方法
再加熱する前に、霧吹きを使って衣にほんのりと水をかけておくと、水分と熱の相乗効果で衣がふんわりと立ち上がり、サクサク感が戻りやすくなります。霧吹きがない場合は、指先に少し水をつけて軽くはじく方法でも代用可能です。ここで大切なのは“かけすぎないこと”。水が多すぎると逆にべちゃっとなってしまうので、本当に軽くひと吹き、あるいは表面にうっすらと水分を感じる程度でOKです。加熱はトースターやフライパンなど、蒸気が逃げやすい方法を選ぶと、より効果的ですよ。
◆ キッチンペーパーや網を使った裏ワザ
天ぷらを再加熱する際にサクサク感を保ちたいなら、加熱時の工夫がカギになります。例えば、トースターを使うときは、天ぷらをそのまま網の上に置くか、あるいは網の上にキッチンペーパーを敷いて加熱すると、下からの蒸気が逃げやすくなり、衣が湿気でベチャッとなるのを防げます。キッチンペーパーは水分を吸収してくれるので、よりサクッとした食感に仕上がる効果も。さらに、網を使うことで上下から均等に熱が伝わり、全体がムラなく温まるのもメリットです。ほんの少しの工夫で、揚げたてに近い食感が戻りますよ。
【Q&A】天ぷらの温め直しでよくある疑問に答えます

◆ 電子レンジだけで温めるのはダメ?
電子レンジだけで天ぷらを温めると、どうしても蒸気がこもりやすくなってしまい、衣がふやけてサクサク感が失われてしまいます。特に衣の多い天ぷらやかき揚げは、しっとりを通り越してベチャっとした食感になりがちです。そこでおすすめなのが、トースターやフライパンとの併用。電子レンジで中まで温めたあとに、トースターやフライパンで表面を焼くことで、サクサクの衣が復活してまるで揚げたてのような仕上がりになります。ちょっとした手間で、美味しさがぐんとアップしますよ♪
◆ えび天やかき揚げなど、具材別のコツは?
具材によって適した温め方が異なるのも、天ぷらの面白いところです。たとえばえび天は、火が入りすぎると身が縮んで固くなりがちなので、トースターで短時間だけさっと加熱するのがベスト。余熱をうまく活用して、中まで温めすぎないようにするのがポイントです。一方で、かき揚げは野菜や衣が層になって厚みがあるため、火が通りにくいことも。そんなときは、フライパンでじっくりと時間をかけて加熱すると、外はカリッと中までしっかりホカホカになります。蓋を使って少し蒸らすようにすると、さらにふっくら仕上がりますよ。
◆ 再加熱せずそのまま食べるのはアリ?
もちろんそのまま食べることもできますし、体に悪いわけではありません。ただ、冷めた天ぷらは時間が経つにつれて衣がしっとりしてしまい、揚げたてのサクッとした食感や、香ばしい風味が失われてしまいます。とくに油分が多い場合は、少し重たく感じることもあるかもしれません。そんなときは、ほんの少しの手間をかけて再加熱してあげるだけで、グッと美味しさがよみがえるんです。できればトースターやフライパンを活用して、外側をカリッと仕上げると、まるで揚げたてのような味わいが楽しめますよ♪
リメイクしやすい天ぷらの選び方
◆ 衣の厚さや油の染み具合に注目しよう
天ぷらを選ぶときには、衣の厚みや油の染み具合に注目してみてください。衣が厚すぎると、再加熱したときに中まで熱が通りにくく、外側だけが焦げてしまうことも。また、油をたっぷり吸っているものは、温め直した際に油っぽさが強くなってしまい、せっかくの風味が損なわれてしまいます。なるべく衣が薄めで、全体に均一な揚げ色がついているものを選ぶと、再加熱でもサクサク感が復活しやすく、リメイク料理にも使いやすいですよ。見た目のきれいさも参考にしながら、後で美味しく食べられるかどうかを意識して選んでみてくださいね。
◆ スーパーのお惣菜売り場で“揚げたてタイム”を狙え!
スーパーのお惣菜コーナーでは、時間帯によって揚げたての天ぷらが並ぶことがあります。多くのお店では、お昼前や夕方の買い物客が増える時間に合わせて、できたての天ぷらを補充していることが多いので、そういったタイミングを狙うのがコツです。「今揚がりました!」と書かれている札や声かけをチェックしてみましょう。その場でまだほんのり温かい天ぷらを選ぶことができれば、再加熱の手間も少なく、食感や風味も格段に違います。買い物の時間を少し工夫するだけで、美味しさを最大限に引き出せますよ。
翌日も楽しめる天ぷらアレンジレシピ

◆ ごはんに合う!天ぷらの卵とじ丼
天ぷらを軽く温めたら、スライスした玉ねぎと一緒にお鍋に入れて、しょうゆ・みりん・砂糖などで甘辛く煮込んでいきます。玉ねぎがしんなりしたら、溶き卵をふんわりと流し入れ、軽く火を通してとじれば、ふわふわとろとろの絶品天とじ丼のできあがり。天ぷらの旨みが煮汁に染み出して、白ごはんとの相性も抜群です。冷蔵庫にある余り野菜やきのこを加えてアレンジしても美味しいですし、ボリュームもアップするのでおすすめですよ。
◆ 天ぷら入り味噌汁でホッと一息
温めた天ぷらをいつもの味噌汁に加えるだけで、いつもとちょっと違った贅沢感が味わえる一品に早変わりします。とくに、かぼちゃやなす、さつまいもなどの野菜天ぷらは、味噌の風味との相性が良く、じんわりと体にしみ込むような美味しさに。天ぷらの衣が出汁を吸って、ほんのりとしたとろみが加わるのも魅力のひとつです。具材を少し控えめにしたシンプルな味噌汁に加えることで、主役としての存在感が引き立ちますよ。忙しい日の夕飯や、ほっと一息つきたい昼食にもぴったりな一品です。
◆ 天ぷらそば・うどんの進化系アレンジ
温め直した天ぷらをそばやうどんにのせるだけで、シンプルな麺料理が一気にごちそうに変身します。とくに、かき揚げやえび天などボリュームのある天ぷらを使うと、見た目も華やかで満足感たっぷり。あらかじめ別でサクッと仕上げてから、盛り付ける直前にのせることで、衣の食感を残すことができます。つゆに軽く浸すと衣に味がしみて、また違った美味しさが楽しめますよ。市販のめんつゆでも十分なので、時間がないときのお昼ごはんや夜食にもぴったりです。
◆ チーズを乗せて洋風に!天ぷらのチーズ焼き
余った天ぷらにとろけるタイプのチーズをのせて、トースターで焼くだけで、簡単に洋風おかずへと大変身します。特におすすめなのは、えび天やかぼちゃ天などの甘みがある天ぷら。チーズのコクとほどよくマッチして、驚くほどおしゃれな味わいになりますよ。トースターで焼く際には、焦げないようにアルミホイルを軽くかぶせて様子を見ながら加熱するのがポイントです。仕上げにブラックペッパーやパセリをふれば、ちょっとしたカフェ風メニューのような一皿になります♪
◆ 刻んでチャーハンやおにぎり具材にも
余った天ぷらは、細かく刻むことで別のおかずとして活用しやすくなります。例えば、ごはんと一緒に炒めれば、香ばしい風味が広がる和風チャーハンに早変わり。衣に残った旨みや油分が全体に馴染んで、調味料が少なめでも美味しく仕上がります。また、小さく刻んだ天ぷらをおにぎりの具として使えば、冷めても美味しいボリューム満点のおにぎりに。青じそやごまを加えると風味がアップして、朝食やお弁当にもぴったりですよ。
【おまけレシピ】余った天ぷらでおつまみ風アレンジ
◆ 甘酢あんをかけて中華風に
天ぷらに甘酢あんをかけるだけで、一気に中華風のおつまみに早変わりします。甘酸っぱい味付けが、天ぷらの油っぽさをほどよく和らげてくれて、さっぱりとした後味に。特に白身魚や野菜の天ぷらと相性がよく、甘酢あんのとろみが絡むことで食べごたえもアップします。自家製の甘酢あんは、しょうゆ・酢・砂糖・片栗粉で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。食卓にもう一品欲しいときや、晩酌のおともにもぴったりなアレンジです。
◆ 和風グラタンで晩酌のおともに
ホワイトソースと一緒に天ぷらを耐熱皿に並べてオーブンで焼くだけで、まろやかでコクのある和風グラタンが完成します。特にれんこんやさつまいもなどの野菜天ぷらは、ホワイトソースとの相性も良く、意外なくらいぴったりマッチします。上からチーズをのせて焼き色をつければ、見た目も香ばしく食欲をそそる一品に。アクセントにしょうゆを少し垂らすと和風感がさらにアップして、晩酌のおともにもちょうどいい味わいになります。おしゃれで手軽なアレンジとして、夕食の副菜にもぴったりです。
まとめ:スーパーの天ぷらを最後まで美味しく食べきろう

冷めてしまった天ぷらも、ちょっとした工夫をプラスするだけで、驚くほど美味しさを取り戻すことができます。保存方法をしっかりおさえ、適切な温め直しのテクニックを使いこなせば、まるで揚げたてのようなサクサク感に。さらに、リメイクレシピを知っていれば、飽きずに最後まで美味しく楽しむことができます。忙しくて時間がない日でも、こうした小さな工夫があたたかいごはんのひとときに彩りを添えてくれますよ。ぜひ今日から、スーパーの天ぷらをもっと上手に、美味しく活用してみてくださいね♪

