夏の定番、とうもろこしをどのように楽しんでいますか?
多くの人が茹でたり、蒸したり、焼いたりとさまざまな方法で味わいますが、農家からのおすすめは電子レンジを活用した調理法です。
電子レンジでとうもろこしを調理する方法には、皮付きのままラップなしで加熱するやり方や、皮を剥いてから加熱する方法があります。具体的な調理時間や基本的な手順についても詳しくご説明します。
電子レンジでのとうもろこし調理、500Wまたは600Wで皮付きがおすすめ
電子レンジを使って500Wまたは600Wでとうもろこしを皮付きのまま加熱する方法は、通常の茹で方よりも優れています。この方法では、水溶性ビタミンや栄養素が流れ出ることなく、とうもろこし本来の旨みと甘みがより一層引き出されます。農家の方々も推奨するこの調理法は、簡単で美味しさも格別、試してみる価値があります!
皮付きとうもろこしのレンジ調理、ラップ不要で簡単
皮付きのとうもろこしを電子レンジで加熱する際、ラップを使う必要はありません。
市販の皮付きとうもろこしは部分的に皮が剥がれていることが多いので、そのままレンジで加熱して大丈夫です。
一方、農家から直接購入した新鮮なとうもろこしは皮が多く残っており、茎もついていることがあります。これを効率的に加熱するためには、いくつかの皮を剥き、茎を切り取ってからレンジで加熱することをお勧めします。
とうもろこしを500Wまたは600W設定の電子レンジで皮ごと5分程度加熱します。
加熱が完了したら、茎の根元から約3センチ上の部分を切り落とします。実を少し切り取ることになりますが、この方法で皮が実から簡単に分離し、手軽にむけます。
生のとうもろこしは皮とひげが密着していて剥きにくいですが、皮付きのままレンジで加熱すると、皮がすぐに剥がれて調理時間が短縮され、手間もかからなくなります。
皮なしのとうもろこしはラップを使ってレンジで簡単調理
スーパーでは皮なしのとうもろこしもよく見かけます。皮付きよりゴミが出ないため、皮なしを選ぶ方も多いでしょう。この場合、電子レンジで加熱する際は必ずラップで包んでください。
皮なしのとうもろこしは、まず軽く水で洗った後、ラップでしっかり包んで電子レンジに入れます。500Wまたは600Wの設定で、最初に2分半加熱します。
一度加熱したら、とうもろこしを上下逆にして、さらに2分半加熱しましょう。合計で約5分間加熱すると、均等に火が通ります。加熱が終わったら、ラップに包んだまま少し冷まし、手で持てる温度になるまで待ちます。
ラップで包む前にとうもろこしを軽く水で濡らしておくと、加熱ムラを防ぎます。また、ラップに包んだまま冷ますことで余分な水分の蒸発を防ぎ、ジューシーで甘みのある美味しいとうもろこしに仕上がります。
電子レンジで皮付きのとうもろこしを2本同時に加熱するのはNG?
とうもろこしを皮付きのまま2本一度に電子レンジで加熱すると、加熱時間が長くなり、ムラができやすいので、時短にはなりません。そのため、この方法はあまりおすすめできません。
もし一度に3本や4本調理したい場合は、電子レンジよりも鍋や蒸し器を使って茹でるか蒸す方が効率的です。調理時間は約10分ほどで済みます。
ただし、とうもろこしに含まれるビタミンは水に溶けやすいため、茹でると栄養や旨味が流れてしまうことがデメリットです。
栄養や甘みをしっかり保ちながら調理したい場合は、電子レンジで皮付きのまま加熱する方法が良いです。2本同時に調理するなら、500W?600Wで1本の倍、約10分間加熱しましょう。3本の場合は約15分が目安です。
皮なしのとうもろこしをまとめて電子レンジで調理する場合は、2本なら途中で上下をひっくり返しながら合計10分(1回目5分、2回目5分)、3本なら合計15分(1回目7分半、2回目7分半)加熱してください。
電子レンジの性能によって加熱時間が異なることもあるので、火の通りが足りない場合は少しずつ加熱時間を延ばして調整しましょう。
とうもろこしは生でも食べられますが、ムラなく効率よく加熱するには、1本ずつ電子レンジにかけるのが最適です。この方法をぜひ覚えておきましょう。
とうもろこしの基本的な茹で方
とうもろこしを美味しく茹でる基本は、皮付きの場合は水から、皮なしの場合は沸騰したお湯に入れることです。これにより、栄養や甘みを逃がさずに仕上げることができます。
皮を1,2枚残して茹でると、ラップ代わりになり、茹でても栄養や甘みが失われにくいのが利点です。
皮付きとうもろこしを茹でるときは、深めの鍋やフライパンにたっぷりの水を入れ、塩(1リットルに対し小さじ1杯)を加えます。水からとうもろこしを入れ、沸騰してから6分ほど茹でれば出来上がりです。
とうもろこしは浮きやすいので、トングや菜箸でひっくり返しながら茹でるとムラなく火が通ります。
茹でた後は、皮をつけたまま冷ますことで、余分な水分が蒸発せず、みずみずしく仕上がります。
皮なしの場合は、沸騰したお湯に入れて短時間で茹でるのがポイント。栄養や甘みを閉じ込めるため、塩や水の量は皮付きのときと同じで、茹で時間は約3分が目安です。これで食感や甘みを保ちながら茹で上がります。
茹で上がったとうもろこしは、粒がしわにならないようにラップで包むと、しっとりとした仕上がりになります。
シャキッとした食感を楽しみたい場合は、ラップではなく氷水にサッとくぐらせる方法もおすすめです。お好みに合わせて仕上げてみてください♪
まとめ
以前はとうもろこしを茹でて食べていましたが、農家さんが推奨する電子レンジ調理法を知ってからは、レンジで加熱する方法に切り替えました。
皮やひげを剥くのが手間だと感じる方は、皮付きのまま電子レンジで加熱すると、簡単に皮がむけるのでぜひお試しください♪
とうもろこしはそのままでも十分甘くて美味しいですが、塩気が欲しい方は、お好みで塩を少しふりかけても美味しく楽しめます。
今度の夏は、栄養たっぷりで甘みのあるとうもろこしを存分に味わってみてください!