新ごぼうは若いうちに収穫され、皮が薄く柔らかいため、生で食べるのに最適です。
では、生の新ごぼうを使う際、どのような下処理をすればよいのでしょうか?
この記事では、新ごぼうを生でおいしく食べる方法と、アク抜きが必要かどうかについてご紹介します。
また、生の新ごぼうの食べ方や、通常のサラダ用ごぼうとの違いについても詳しく解説しています。
ごぼうは一般に硬くアクが強いとされますが、正しく処理すればとても美味しいサラダが作れるんですよ。
特に新ごぼうやサラダ専用ごぼうを使うと、柔らかくて味わい深いサラダを楽しむことができます。
新ごぼう、そのままでも美味しい?
新ごぼうは、生で食べられる野菜です。
ごぼうはキク科に属する無毒の根菜類で、生で食べても安全です。ただ、普段私がごぼうを生で食べることは少ないです。
これは、通常のごぼうが硬くて中央部分が木のように固いためなんです。
新ごぼうは4月から6月にかけて収穫される秋に植えた若いごぼうで、この時期に収穫されたごぼうはまだ成長途中なんです。
初期段階の新ごぼうは皮が薄く、アクが少ないため、中央が硬くなる前に収穫され、そのみずみずしさと柔らかさが生で食べるのに適しています。
新ごぼうの適切な下処理方法は?
新ごぼうにはアク抜きが必要ですが、通常のごぼうとは少し異なる方法で行います。
新ごぼうは早い段階で収穫されるため、アクが比較的少なく、そのため通常のごぼうよりも短い時間でアク抜きが完了します。
ごぼうの皮を剥くとすぐに茶色に変色することがありますが、これは酸化の結果です。新ごぼうは柔らかく、アクも少ないため、変色しにくいです。
アク抜きは、野菜の苦味や渋みを減らすだけでなく、色の変化も防ぐ重要な下処理です。新ごぼうにアクは少なめですが、全くないわけではないので、軽くアク抜きを行うと味が良くなります。
アク抜きの際、新ごぼうの美味しい成分が水に溶け出しやすいため、できるだけ短時間で行います。色が気になる場合は、簡単に水を通すだけで良いでしょう。
新ごぼうを使うときは、皮を薄く剥きながらすぐに水につけ、切り終えたら速やかにザルに移します。
新ごぼうのアク抜きは、短時間にすることで、不快な味や色の変化を防ぎつつ、旨みを逃さないようにするのがポイントです。
新ごぼうの生食レシピ
新ごぼうは生でも美味しく食べることができるため、サラダやピクルスでの使用がおすすめです。
サラダに新ごぼうを使う時は、アク抜きを少し行うことで、さらに味わい深くなります。
新ごぼうはそのサクサクとした食感が魅力ですが、土っぽい香りがすることもありますので、他の野菜と合わせて食べるとより楽しめます。
手軽に楽しむ新ごぼうサラダ
新ごぼうの皮は、たわしや包丁の背で軽くこそぎ取ります。
ピーラーを使い、薄切りまたは細く千切りにし、水や酢水で2~3分さらしてアクを抜きます。
アク抜きした新ごぼうを他の野菜と合わせてボウルで混ぜ、お皿に盛り付けます。
お好みで中華風ドレッシングやごまドレッシングをかけていただきます。一味唐辛子を加えると、味にアクセントがつきます。
生の新ごぼうが苦手な方は、熱湯で1分ほど茹でると、風味がマイルドになりますよ。
新ごぼうで作るお漬物
新ごぼうを用いて、簡単にしょうゆ漬けや味噌漬けなどの漬物を作ることができます。
しょうゆ漬けを作る場合は、新ごぼうを約2cmの薄切りにして、醤油を足してごぼうが浸る程度にし、一晩放置すれば完成です。
また、味噌漬けの場合は、新ごぼうを切った後、保存容器に入れ、味噌100g、砂糖大さじ2、酒大さじ1を混ぜ合わせた漬け床に入れて漬け込み、冷蔵庫で寝かせれば完成です。
新ごぼうの漬物は、その食感と独特の風味が魅力で、非常に美味しいですよ。
新ごぼうとサラダごぼう、それぞれの特長と収穫時期
新ごぼうとサラダごぼうの違いは、主に収穫時期と品種によるものです。
新ごぼうは4月から6月にかけて収穫される長根種で、成長初期の通常のごぼうを収穫します。一方、サラダごぼうは7月から翌年の3月に収穫される短根種で、栽培期間が100日から8ヶ月と短めです。
新ごぼうは長さが約30cm、太さが約1.5cmに対し、サラダごぼうは35~40cmの長さで太さは1.5~2cmです。
どちらも若い段階で収穫されるため、柔らかくてアクが少なく、生で食べるのに適しています。また、白い根が特徴で、非常に食べやすいです。
サラダごぼうは年間を通じて収穫が可能で、特に7月から3月はその旬とされています。新ごぼうは、特に4月から6月が最適な収穫期です。
このように新ごぼうとサラダごぼうは、それぞれ異なる時期が旬であり、年中新鮮なごぼうを楽しむことができますね。
新ごぼうの生食についてのまとめ
新ごぼうは若い時期に収穫されるため、柔らかくアクが少ないので生で食べることができます。
ただし、全くアクがないわけではないので、より美味しくいただくためにはアク抜きが推奨されます。新ごぼうの風味成分は水に溶けやすいため、アク抜きはできるだけ短時間に留めることが大切です。
我が家では新ごぼうを簡単に水洗いするだけで料理に利用しています。
新ごぼうはサラダや漬物に向いており、生の状態で使うことが一般的です。
もし生で食べるのに抵抗がある場合は、新ごぼうを短時間(約1分)茹でてから使うと、生食の抵抗を軽減できます。
また、新ごぼうはサラダに適していることで知られていますが、サラダごぼうという別の品種もあります。新ごぼうの旬は4月から6月までで、サラダごぼうの旬は7月から翌年の3月まで続きます。これらの品種を時期に応じて使い分けることで、一年中美味しいサラダを楽しむことができますね。